血界戦線、全10巻を読みました。
いいっすね!
結婚式が終わったので、手つかずだった漫画も徐々に読んでいこうかと。
かつてニューヨークだった街ヘルサレムズ・ロットは、異形の生物・異形の力で構成される無法の街、そこで世界崩壊を食い止める秘密結社「ライブラ」が繰り広げられる活躍を描くバトル寄りのドタバタ漫画です。
かなり複雑そうな設定を匂わせておきながら、話は1~2話で完結する内容で、とても読みやすい。
ハッタリが効いているというか設定が凝っていて、よくこんな能力考えつくなとか、かっこいい名前だねぇとか思いながら、中二心をくすぐられてワクワクしますが、全体的にコミカルなやりとりが多くて、さらさらと話は進んでいきます。
壮大なバトルを匂わせるだけで、その内容は日常系に近いかもしれません。
ブラッドブリードとか、13王とか、敵のような連中は設定されているけど、一向にやっつける予定はない感じ。というか倒しようがない感じ。
アニメでは、UNISON SQUARE GARDENの〝シュガーソングとビターステップ〟の曲が使われているのも話題。曲と作品のテイストがすごい似ているね。
難解な言い回しを使って深いメッセージがありそうだけど、実は思わせぶりな雰囲気作りだけで、俯瞰してみるとノリがよければOKなカジュアルな大衆物。
シーズン2にあたるバック・トゥ・バックも連載中なので、手を出してみたいと思います。