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お前らは先に行け!

30代関東リーマンの、日々の暮らしや体験記。

おしょうの毛布

新生活の引越しにあたり、たくさんのモノを処分して、たくさんのモノを買いました。
思い切りはいい方なんで、ガンガン断捨離しました。ガンガン断捨離。

 

寝具も新しく買い直したのですが、処分がためらわれたものが1つありました。友達のおしょうさんからもらった毛布です。

 

「なんで友達から毛布なんてもらったの?」

 

そう思ったあなたのために、時を遡り全てを語りましょう。

ここから先は、すこし汚い表現を含みます。

 

 

 

 

 

2008年夏、仙台での学生時代当時。

僕の家で宅飲みをしていました。かなり激しい飲み会だった記憶があります。

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これが飲み会後、生き残った僕が部屋の様子を撮影したものです。
左上に映るソーランのポスター、ベッドの後ろにあるプラカード、牛柄のコップ…
どれも懐かしい学生時代の部屋の光景です。

ベッドでダウンしているのはおしょう、床で倒れているのは2分です。

 

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 「おしょうも、口を開けてのんきに寝ているな」

この写真を撮影した当時、僕は思っていたことでしょう。
それが、今にも噴火しそうな火口だと気付きもしないで…

 

その後、僕も電気を落とし床で寝ました。

 

 

 

朝6時頃だったと思います、何故か2分はいなくなっていました。
未明に起きて帰ったのでしょうか。

見回すと、おしょうが廊下の方で横たわっていました。

 「寝ぼけて移動したな、これは面白い写真だ」

そう思い、この写真を撮ったのだと思います。

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まだ眠かった僕は、二度寝をしようと部屋に戻りましたが、
そこで異変に気づきました。

ベッド側の壁一面が真っ赤汚れていたのです。

 

血…?いや違う…?

 

落ち着いて状況を把握します。

  • 下から吹き上げるように付いていた汚れ
  • 倒れるおしょう
  • 前日飲んだ300円のボトル「嬉しいワイン」は赤だったこと

すぐに、おしょうの口が噴火したのだと気づきました。

 

その後は介抱しながら、壁の汚れをずっと落としていました。ソーランのポスターは捨てました。

そんな中、布団は奇跡的に毛布1枚だけしか汚れていませんでした。相当の勢いと粘性だったのでしょう、壁が大半を受け止めていたようです。血迷っていた当時の僕は、その毛布を風呂で洗って使おうとしましたが、すぐに冷静になり捨てました。

 

ボロボロだったおしょうですが、8時過ぎには「ゼミがあるから研究室行かなきゃ」とフラフラと山の上へ向かって行きました。

 

 

 

その夜です。
おしょうが、三越の袋を持って僕の家に現れます。

代わりにこの毛布を使ってくれと。

 

 

これが僕が見聞きした、ことの真相の全てです。
それ以外の真実はありません。

 

 

それから長らく愛用させてもらい、
思い出とともに暖めてもらいました。

ありがとう。

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