何かにハマった、一番古い記憶は「ウルトラマン」です。
食い入るようにテレビの再放送を見て、
ソフビ人形を欲しがり、
買ってもらった怪獣図鑑は、今でも実家にあります。
幼稚園の友達と、円谷プロの事務所にも行きました。
今でも大切な思い出です。
昭和後半から新作が無くなっていたウルトラマンシリーズですが、
V6の長野くん主演のウルトラマンティガから
平成のウルトラマンシリーズが始まり、今に繋がっています。
そんな原書の記憶の裏で
円谷一族と「ウルトラマン」というコンテンツは
栄枯盛衰を繰り返していました、というのがこの本。
著者は、円谷プロの創業者の孫で、
祖父の生んだウルトラマンを純粋に愛していて、守りたかった、
という気持ちは伝わってきましたが、
強烈なコンテンツの前では“想い”だけではどうにもならないのかもしれません。
日本人なら誰もが知っているヒーロー
ウルトラマン。
永劫金を生み続けるだろうコンテンツには、
常に人が群がります。
- 何故、「ウルトラマン80」以降、新作が止まったのか。
- 何故、平成のウルトラマンは、3つのカラータイプがあるのか。
- 何故、ウルトラマンは海外に進出しないのか。
あらゆる出来事の裏には、思惑があったと知りました。
前の職場の上司が
「保険のCMとかにウルトラマンが出てるの子供に見せたくないんだよね。
夢が壊れちゃうよね」
と雑談の中で言っていました。
パチンコや、保険のCMに出ることで、
コンテンツ価値を落とすかどうかはよくわかりません。
けど
ディズニーが著作権を強烈に制約しているように、
イメージを保ちコンテンツ価値は維持するには、
他を徹底的に廃するしかないのかもね。
これからも、
ちびっこのヒーローで有り続けて欲しいですね。