今はニコ動を見なくなっちゃいましたが、大学生の頃は結構よく見てて、
多分に漏れずボカロも好きで、ボカロランキングも欠かさず見てました。
そんなボカロ黎明期、
supercellの「メルト」なる曲が革命的に流行り、
「歌ってみた」にも火が付くのですが、
歌い手の中でも1人、異彩をはなっていたのがガゼルでした。
その約1年半後、初音ミクをボーカルにしていたsupercellは、
ガゼル改め nagi をボーカルに据えて
「君の知らない物語」という傑作でメジャーデビューします。
西尾維新原作のアニメ「化物語」のEDテーマという
この上ない程の華々しいタイアップで、メジャーシーンに殴りこんできたのです。
当時、
ニコ動でボカロやその歌い手を見てた印象は、
キャッチ―で特徴的だけどプロレベルではない曲や人達といった感じで。
けど、そんな素人のお遊び感が
すごい多様性を生んでいて、面白かったのを覚えています。
そんな中で、再生数をトップを取った、
作曲家と歌い手が、タッグでプロの世界に入ってきた事で、
お遊びの世界だと思っていたニコ動が
「プロと地続きにあるんだ」と衝撃を受けました。
今はsupercellは別のボーカルを迎え活動し、
nagiは「やなぎなぎ」としてソロの歌手になりました。
それぞれ、今でもいい曲を歌っていて応援しているけれど、
僕の中では
「supecell」×「nagi」
という組み合わせが忘れられません。
今でも歌い手やボカロPから、
メジャーデビュー者は排出しているんだろうけど、
その最初の道をこじ開けた先駆者として
また組んでくれないかなと、期待する日々です。
「星が瞬くこんな夜に」
「ヒーロー」
「さよならメモリーズ」
どれも、傑作ぞろいです。