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お前らは先に行け!

30代関東リーマンの、日々の暮らしや体験記。

白ゆき姫殺人事件

見ました、白雪姫殺人事件。



 予告を見る感じ、SNSの拡散で真実が歪んで広まっていく
みたいな要素が面白そうで見てきました!

ゴシップというものを中軸に添えたストーリーで、
メッチャ面白かったです!

 

俳優も良かったですね。
中心人物の
井上真央が、内気で地味な女性、
綾野剛は、浅はかなノリだけの男

この辺はいつもの2人のドラマの配役とも違っていて新鮮で
バッチリはまってました!

 

その他も、
えれぴょん貫地谷しほり金子ノブアキ谷村美月宮地真緒生瀬勝久
と、自分的にはイメージにドンピシャな配役で
そこも愉快に見れました。

  

 

さて、今回の興味の矛先だったSNSを使ったストーリー。
ツイッターはかなり特徴的に使われていましたが、
テンプレなネット民意として表現されていた位で、
あまりストーリー上は効果的には使われていませんでした。

 

最近読んだ、朝井リョウさんの「何者」でも
ツイッターが話の中心にあるんですが、
ツイッターって社会的に見れば、人間の「愚かな所」の増幅装置
っていう見られ方が強いですよね。

そしてそれは、去年のバカッター問題が決定づけたと。

  

個人的に使っている分には、軽いコミュニケーションツールで、
目に留まった言葉があれば反応する、
そんなゆるくも、繋がりを支えるものです。

 

軽すぎるゆえ、どうでも発言から本音まで横行して、
ある種、みんなの精神を反映した世界みたいになっている。

 

仲間内の、
気持ちの表層だけをのぞき込んでいるだけなら、
コミュニケーションツールで済んで良いんだけど、
それで新しい繋がりを生み出そうとしたり
意図的に何かを発信しようとしたりする中で、
「ゴシップ」根性から反感も生まれて、炎上する。

 

 

バカッターの話題って、
「バカな若者がいる」という事だけがピックアップされているけど、
「バカな若者を潰すネット民がいる」という事と、
合わせての話題だと思うんですよね。

 

今回の映画は言ってしまえば
ワイドショーで間違った情報が取り上げられて
ネット上で炎上した、
ってだけなんだけど、現実はもっとエグイ。

 

職場、親戚、友人、出身校
あらゆるコミュニティが突きとめられて、
見えない人間からの電凸が入り、
各コミュニティが、自分を排除するしかなくなる。

排除が完了すると、ネット上では
「悪を粛清した」と、みんな飯がうまくなる。、

 

是非ともそんな世相を反映して、
「得体のしれない実体のない民意が、冤罪の人を追い詰める」
そんなストーリーも見てみたくなりました。

 

何者 (新潮文庫)

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