あるブログ

府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

【読書記録】自分探しが止まらない

「自分探しが止まらない」を読みました。
僕が常々思っていた事を分かりやすく示していた内容でもあり、非常に愉快に読みました!

本書には自分探しのカリスマ「〝自由人〟高橋歩」氏の話が出てきます。
私は、友達に誘われて彼高橋氏のトークライブに行った事があるものですが、そこで感じた事の正体を、本書は示してくれているようでした。

そのトークライブは、学生の内からベンチャー的な事をしている大変前向きな学生もいれば、旅ばかりして自由にやってるよみたいな若者もいました。それはそれは色々な人が。

ただそこにいた人達は、なんとなく共通な雰囲気があり、それは

 ■個性的であろうとしている。
 ■自分の信じた道を生きていきたい。
 ■何者にもしばられない自分の価値観を持ちたい。

だったんじゃないかなと思います。
そしてそれは行ってしまえば「俺!」 という、強い自己主張だったのかなと思います。

本書では、前向きであろうとする主義を
「ニューエイジ」思想が形を変えたものだと指摘しています。

ニューエイジ思想がいかなるものかは、よく分かりませんでしたが、
「ありのままを受け入れ、そして前向きに生きろ」 というベクトルの考え方は、
ここ10年で完全に若者のスタンダードになったように思います。

 

悪い事じゃないし、むしろ素敵な事の方が多いんだろうけど、乗り切れないと、不気味にすら感じで引いてしまう。そんな世にはびこる「ニューエイジ」思想の一端が、「自分探し」である。との事でした。

自分探しが止まらない (ソフトバンク新書)

自分探しが止まらない (ソフトバンク新書)