宇宙人が地球を襲来する。
そんななか、人類から1人だけ選ばれた主人公は「地球人は愛をもっているのか」という研究に巻き込まれてしまいます。小学校時代に戻され、卒業までにともだち100人を作らないと 地球が滅亡するという課題が課されます。
果たして、ともだち100人はできるかな…?
SF話ですが、明るく、ほのぼの系のお話ばかり。
2巻でまだともだち10人ですが、5巻くらいでうまくまとめたら傑作になる気がします。
一番のお気に入りは、未来の奥さんと友達になる話。
「たくさん君の事を知ってるよ」
「いっぱいいっぱい話したんだから」
的なやりとりで、涙がちょちょ切れちゃいました。
6年前に戻って、あいつと始めて会ったときをもう一度体験したいとか、
見知らぬ幼少時代を覗いてみたいというのは、とても共感しちゃいました。
友達って境界が千差万別。
仲良く話せてもあくまで知り合い、先輩後輩。
敬語で話して年の差があっても、間違いなく友達!
友達って繋がりも難しい。
すごい仲良かったのに気づけば音信普通。
一方で、細々なのにずっと繋がっている。
10代までは、 時間の流れと気持ちの流れで、友達はクルクル変わったりするよね。
今でこそ、ある程度安定してきたけど、今周りにいてくれるの友達たちと、 何年か後にどうなっているかなんて分からない。
そんな事を思うと少し怖くもなるけど、
ヨボヨボになってもなお、今の友達と今と変わらない話題で爆笑する事を思うとそれだけで力強く生きていけます。
今、人生3分の1くらいと考えると、
あと ともだち10000人できるかな。