あるブログ

府中在住のサラリーマンによる、日々の記録。子育て(兄と妹)/ご当地ソング/マンガ/ラジオ などのお話。記事に合わせて一曲選曲します。

サピエンス全史

先日、アメトークの読書芸人でにわか読書をして反省したばかりですが、懲りずにアメトークで紹介されていた本「サピエンス全史」の話をしたいと思います。

ちなみにアメトークの中では、真っ赤な真っ赤なカズレーザーがこの本を紹介していました。

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

 

 我々人類サピエンスが、いかにして地球の覇者になれたのか、そしてこれからどうなるのかを語る、上下2冊の大河巨編です。 

いやぁ、これは面白いです。壮大でありロマンあふれる内容。
ぜひ読んでほしい!

 

以下が気になったエッセンスです。

  • サピエンス最大の武器は「虚構を共有する力」
  • それは、目に映らない情報を理解し共有する力
  • 他の動物も「危険だ!」と伝え合う様な目に映るコミュニケーション力は持っているけど、「想像して共有する事」はサピエンスにしかできなかった。
  • 特に神話を共有する事が大きな発明。これにより「神の意志」を盾にした、個人の利害を超えた目的を共有できる様になった。
  • お金も、法律も、全てが虚構のルールなのに、みんなちゃんと信じて守っている。その秩序を守れる事が、社会を構築するために必要だった。
  • ヒエラルキーは存在しません!」「誰もが人権を持ち自由で平等です!」っているというけれど、ヒエラルキーと同じように自由も人権も虚構。その時代時代で、人類の意思統一を図りやすい虚構が出てきているだけ。
 
人類の歴史に合わせて物語が語られますが、後半へ進むとまだ見ぬ未来の話に発展します。今や人類は、科学や種の仕組みを解き明かし、進化を超越しうるところまで来ているというのです。ここまでくると、あとは人が「どうなりたいのか」を選択するだけだと。
 
例えば、遺伝子レベルで一夫一婦制をとっているラットがいるそうなのですが、それを人間に組み込めば、浮気をしない種になれる可能性があるというのです。これでは、週刊文春の仕事がなくなってしまいます。矢口もクローゼットの無い家に住むことができますね。
そう。人類は意図的に進化の先を選ぶ事の出来るフェーズまで来ているというのです。
つまりイーブイみたいな状態なんですよ!僕だったらサンダースに進化しますね。
 
現実は、SFの作品に足を突っ込んでいるどころではなくて、想像すらしえない価値観や欲望を搭載する事ができるステージまで来ているなんて…これからの人類史はこれまでの価値観の外、さらにはSFの外の話になっていくと。

 

いやぁ、不思議なワクワク感を抱ける作品でした。

言ってしまえば「価値観をいじれる」なんて、少しゾッとしてしまうような未来が地続きにある。クローンや遺伝子操作に対するこれまでの動きを考えると、なかなか選べない道だと思うけど、そういった技術・世界線がある事への身震いといいますか。

 

カズレーザーの言う通り、長いから下巻で少し中だるみしましたが、
上下セットでお試しください!

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

 

 

夜の川崎マリエンで夜景をたしなむ

こないだ、夜のドライブに出かけました。
夕方に最寄りのレンタカー屋で車を借りて、10時くらいには返すプラン。
プチドライブです。

 

錦糸町から湾岸の道路を経由して、目指したのは横浜。
薄暗がりの横浜もよい雰囲気だったけど、はじめて通った東京ゲートブリッジがテンションあがりましたね。(写真はHPから)

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そんな中一番面白かったのが、無料で夜景が見れると聞いて向かった川崎マリエンという謎施設。
以前、川崎の工場街の夜景を見に行こうと海沿いの公園に行った時、ヤンキーのたまり場になっていて、恐れをなして逃げ出した経験があるので「川崎の夜景スポットは、全てヤンキーに差し押さえられているかもしれない…」とビビりながら向かいました。

 

さて今回の川崎マリエンはどうでしょうか。

倉庫が立ち並ぶ埋め立て地の道路脇に、まがまがしい建造物がそびえたっています。
めっちゃ不気味ですが、重低音を響かせているボックスカーも停まってないのでないので、ヤンキーはいなそうです!セーフッ!

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そして、最上階へ。

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おーすごい!双眼鏡も無料で使えるので、遠くまで見れます。

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この川崎マリエン、メインはスポーツ施設みたい。
夜9時なのに、上手な人がテニスしています。

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その他、湾岸の防災情報とかが紹介されています。
なかなか愉快なところでした。

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Green boys/GReeeeN【福島のご当地ソング】

2011年、東日本大震災。

当時、この甚大な災害を受けて、多くのアーティストがチャリティソングを発表し、被災地への支援に乗り出しました。チャリティによる金銭的な支援はもちろんの事ですが、音楽活動自体によって、多くの人々が励まされる事もあったと思います。

福島出身のメンバーで構成されるGReeeeNが、
2011年に発表した曲が「Green boys」

故郷を思う事、故郷を支える事。
ご当地ソングの心、ここにありという1曲です。 

Green boys

Green boys

  • GReeeeN
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

教団X

アメトークの読書芸人でも紹介されていた小説、教団X。
結構なボリュームでした。

 

解説というか、なかなか感想が難しい本でした。
本筋は、かつての恋人を追いかけてカルト宗教に潜り込む男の話なのですが、教祖が語る重厚な政治論や科学論の演説が2~3割を占め、教団員のセックス描写も2~3割程。

半分くらいは本筋と関係ありません。

 

こういった構成に加え、本筋でサスペンス要素やオチがある訳でもなく、淡々と進む事からアマゾンのレビューでは「意味が分からない」「時間を無駄にした」など罵詈雑言が書きなぐられています。

そんな中、なるほどと思った以下のようなコメントが。

  • もともと純文学の作家であり、エンタメ要素を求められる様な作家ではない
  • アメトークで紹介されて、エンタメ作品を期待したライトな読者が大量に読んでしまった。
  • アメトークで、読者と作品のギャップが生まれたのが不幸の始まり

うっ…アメトーク入りで読んじゃってごめんなさい。。。

 

けどそうだね、確かに。
映画も小説も娯楽として考えると、受け取り側が感動したとか、驚いたとか、メッセージを受け取ったとか、そういった消費者基準の評価がそのまま作品評価になるけど、表現活動として見るともう少し製作者主導なものだよね。

受け取り側の感情より、表現者側の感情がまず前に来るという感じ。

 

良いフレーズだったり、面白い考え方はたくさんあるけど、作品を通じた感想が持て無かった中アマゾンで皆さんの意見を聞きに行き、そういう感想が芽生えました。

以上です!

教団X (集英社文庫)

教団X (集英社文庫)

 

ナイトドローンショー

会社の上司に教えてもらったショー動画。

平昌オリンピックでも同じ演出手法が使われたらしいんだけど、イルミネーションを積んだドローンの軍勢が空中で精密に動くことで、夜空に3Dのイルミネーションを作り上げることができるようです。

 

プロジェクションマッピングが出てきたときも、どんな壁面でもスクリーンに出来るんだってスゴイ驚いたけど、とうとうどんな場所でも空がスクリーンになってしまう時代になった様です。驚きもものき20世紀。

夜空をスクリーンにした伝統イベントといえば花火だけど、これが出来ちゃうと花火じゃなくて、隅田川ナイトドローンショーにとって変わってもいいのかもしれない。そもそも川原じゃなくてもいいけど。
航空法に引っかからない範囲で高い所でやってくれればどこからでも見えるし。

もうあとは、ホログラム映像が出せるようになれば未来の完成ですね。