先日、アメトークの読書芸人でにわか読書をして反省したばかりですが、懲りずにアメトークで紹介されていた本「サピエンス全史」の話をしたいと思います。
ちなみにアメトークの中では、真っ赤な真っ赤なカズレーザーがこの本を紹介していました。
我々人類サピエンスが、いかにして地球の覇者になれたのか、そしてこれからどうなるのかを語る、上下2冊の大河巨編です。
いやぁ、これは面白いです。壮大でありロマンあふれる内容。
ぜひ読んでほしい!
以下が気になったエッセンスです。
- サピエンス最大の武器は「虚構を共有する力」
- それは、目に映らない情報を理解し共有する力
- 他の動物も「危険だ!」と伝え合う様な目に映るコミュニケーション力は持っているけど、「想像して共有する事」はサピエンスにしかできなかった。
- 特に神話を共有する事が大きな発明。これにより「神の意志」を盾にした、個人の利害を超えた目的を共有できる様になった。
- お金も、法律も、全てが虚構のルールなのに、みんなちゃんと信じて守っている。その秩序を守れる事が、社会を構築するために必要だった。
- 「ヒエラルキーは存在しません!」「誰もが人権を持ち自由で平等です!」っているというけれど、ヒエラルキーと同じように自由も人権も虚構。その時代時代で、人類の意思統一を図りやすい虚構が出てきているだけ。
いやぁ、不思議なワクワク感を抱ける作品でした。
言ってしまえば「価値観をいじれる」なんて、少しゾッとしてしまうような未来が地続きにある。クローンや遺伝子操作に対するこれまでの動きを考えると、なかなか選べない道だと思うけど、そういった技術・世界線がある事への身震いといいますか。
カズレーザーの言う通り、長いから下巻で少し中だるみしましたが、
上下セットでお試しください!