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お前らは先に行け!

30代関東リーマンの、日々の暮らしや体験記。

恋と祭り

古来より、祭りは恋愛の舞台だった。

毎年周期的にやってくる節目であり、非日常の時間でもある祭りは、特別な人と過ごす時間、特別な思いを伝える場所として、最も適していた事は想像に難くない。

現代においても、祭りが恋の舞台装置として変わらず機能している事に疑いはなく、
「夏祭りに好きな子を誘って浴衣でデートをする」という、振り返るとどこにもチャンスがなかったシチュエーションが、日本人だれしもの共通体験の様になっているほどだ。

 

「ナツメキッ‼」という、よさこい祭りを題材にした恋愛漫画がある。

 

東京から四国に引っ越した、女子高生 棗が、クラスメートの結大からよさこいに誘われ、恋によさこいに奮闘するお話で、高知や原宿といった現実の祭りが登場するため、よさこい人なら是非押さえてもらいたい作品である。

追手筋や帯筋、明治神宮といった、思い出の会場が漫画で描かれているのはとても魅力的。さらにリアルさを追求し、筆山荘での雑魚寝シーンや、アムウェイビルでの着替えシーンまで書いて欲しかったのが正直なところだ。

 

さて、肝心のストーリー。

踊りの練習や衣装の作成といった祭りの準備の過程や、非日常空間で踊るワクワク感を描きながら、そこを通じ男女の仲が進展していくことは、恋愛漫画としてとても素直な構成で、よさこい人の端くれとして、とても応援できる作品だ。

よさこい祭りに恋を持ち込むことに怒りを覚える僕としても、漫画なら、恋とよさこいどっちも楽しめるなと、期待して読みすすめていた。

 

 

…しかし!

…しかしだっ…!!

この主人公、棗。とんでもないビッチ。

 

よさこいに誘ってくれた結大を好きでいながら、告白された栄人と付き合い、やっぱりなんか違ったから別れて結大にいく。この期間、高知から原宿。同じ8月中の出来事である。

祭りの休憩時間は男の事ばかり考え、見る限り隊列確認もろくにしていない。この様子だと、演舞前の貴重品回収もちゃんと手伝っていないだろう。

 

そこで思い出したこと。
祭りに恋愛を持ち込むことが反対なのではなく、祭り自体がおろそかになる事、それがもったいないと感じていたことを思い出した。

非日常であるゆえ、恋愛の舞台になりやすい事は疑いはない。しかし、練習の成果や、その日だけ会える人や、いつもと違う街の風景や、そんな要素を全部楽しんでこその祭り。

 

棗に伝えたい。

お祭りは、君が恋のソロパートを舞うための演舞場じゃないよ、
みんなで一緒に作り上げて、その中で初めて感情を表現するんだよ、と。

よさこいを題材にする以上、そういった祭りと恋愛の距離感にうまい回答を見せて欲しかったかな。是非、皆様一読を。

ナツメキッ!! 1 (少コミフラワーコミックス)

ナツメキッ!! 1 (少コミフラワーコミックス)

 

 

 

ジオガシ旅行団

先日もらったお菓子、ジオガシ。
各地の地形をお菓子にしまおうというもの。

 

観光土産の王道といえばお菓子。
地場の特産品や地名が書かれたお菓子もいいけど、「行った土地をそのまま持って来ちゃいました」的なお土産ってのも面白いですね。


ケーキの具を堆積する石に見立てたり

 

パイを地層に見立てたり

 

チョコを岩に見立てたり。菓子と地形、驚異の親和性。

 

ちなみに食べたのは、伊豆の柱状節理チョコ。
お菓子としても普通にうまかった。


 

のこぎり山

銚子に住んでいる友達の案内で、千葉の旅をしてきました。
行ったのは、主に鋸山。

名前のとおり、のこぎりの形。

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かつて石切り場として栄えたそうで、その名残がいい雰囲気。

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山全体が日本寺の境内、いたるところに仏像があります。

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名物の百尺観音を見ながら、百式観音にまつわる名シーンの話をしました。
感謝の正拳突き!

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一番の人気スポット、地獄のぞき。
とんでもない行列ができているので、地獄は覗かずに、脇から眺めて終わる。

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東京湾一望。横須賀・伊豆も見えます。

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千葉に住んでいた時、名所は知らずに過ごしてしまった。
いいとこたくさんあるね。

近いし開拓していきたい。

ラ・ラ・ランドでしんみり

ラ・ラ・ランドを見ました。
元々の言葉の意味どおり、ハリウッドでスターになる夢を追う男女の物語。

【La-La Land】(英辞郎on the web より)
1.〈米俗〉〔麻薬や酒に酔ったときに味わう〕陶酔境、恍惚、我を忘れた境地
2.〈米俗〉ハリウッド、ロサンゼルス

CM見る限りガンガン歌って踊ると思っていたんだけど、想像よりはミュージカル要素が少なめ。後半はストーリー中心で進みます。

さてここから先は、話のオチにも触れる感想です。

 

ストーリーは、女優を目指すミアと、ミュージシャンをしながらジャズバーを開くことを夢見るセブを中心に進みます。

2人が出会い、かけがえのない存在になり、時には反発をしながらも夢を尊重し合って、関係を重ねていく様を楽しげに幸せいっぱいに描いていきます。そして、夢の実現が見えてきた時、お互いの事に集中するべく2人は距離をとります。

そして5年後。トップ女優になったミアはほかの男性と結婚し子供を設けていますが、ひょんな事からセブが開いたジャズバーで再会をします。しかし言葉を交わすことなく、物語は幕を下ろします。

 

…まじか…結ばれないのか…。

エンドロールが終わった映画館はお通夜ムード、みんな明らかにガッカリしていました。えぇ、もちろん僕もしんみりしてしましたよ。
2人とも壮大な夢を叶えているのにもかかわらず、このがっかり感。

 

なぜなのでしょうか。
そこには、2つのファクターがあると考えます。

1つ目は、2人が夢を追う若者でありますが、話の軸は明らかに恋愛であって、恋愛の成功を期待させる話運びであったこと。

2つ目は、ミュージカルであったゆえ、気持ちのいいハッピーエンドを誰しも期待していたこと。

 

現実世界でも皆さん、仕事・恋愛・趣味と、色んなパラメーターがあって、それぞれに傾斜をつけながら幸せを目指して生活されている事かと思います。
主人公の2人からは、最初っから仕事上の明確な夢が示され、その仕事への重み付けのとおりに夢を叶えて、見事にアメリカンドリームを掴んだにも関わらず、ステータス恋愛全振りの話運びによって、観客の期待がそっちに行き、何とも言えない切ない感情を残すエンディングになっていました。

 

最後には「ふたりがもし結ばれていたら」的なシーンがあります。
別れた2人の〝もしも〟を描くなんて、「なんと残酷な…」と見たときは思っていました。

そのシーンの中ではミアの成功は描かれるけど、セブの成功はボカされています。「仕事を捨てれば、2人は結ばれていたかも」といった単純な2択ではなくて「もしかしたら別の形もあったかもな」と昔を思い返す、優しい懐古感、そういったシーンだったなと、見終えて少ししてから気づきました。

 

とても不思議な鑑賞感が味わえる作品で、見事に心に残りました。
まる。

そのみつでオーダーシューズを作った

昨年の5月、谷中銀座に行った時に「そのみつ」という靴屋さんに行きました。
フルオーダーの靴屋。

その時、奥さんから誕生日プレゼントということで、一足買ってもらいました。
なかなか人気のお店で、10ヶ月の時を経たこの週末とうとう完成したとの連絡が。

 

工房風のお店。

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足型を細かく取ってもらって、木型を作ってもらいます。
僕の足の特徴も教えてもらいました。横幅が26cm相当だけど、縦幅は25後半とのこと。普段は26cm~26.5cmをはいているんだけど、それだと指先が余りがちになるようで。

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その後、12月くらいに一度試作版が出来たということで、試しばきに。

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その後、さらに3ヶ月の時を経て完成。

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これからたくさん履くのが楽しみ。

木型ができてるので次はもっと早く作れるとのこと。
様子みてもう一足作ってみるのもいいかもな。